車椅子バスケットボール
車椅子バスケットボールは、一般のバスケットボールとどこが違うのでしょう。 | |||||||||||||
コート |
コートの広さはもちろんフリースローライン、3ポイントラインともに一般成人のバスケットボールと同じです。 またゴールの高さ、リングの大きさも同じで、ボールは男子7号球、女子は6号球を使用します。 | ||||||||||||
試合時間 | 10分間の4ピリオド制で、各ピリオドの間にそれぞれ2分、10分、2分のハーフタイムがあります。 | ||||||||||||
制限時間 |
| ||||||||||||
ファール | プッシング、ハッキング、キッキング、ホールディング、ブロッキング、オフェンスチャージングなどの反則も同じようにあります。 車椅子も体の一部のため、車椅子に行われた行為も反則となります。 | ||||||||||||
以上のようにほぼ一般のバスケットボールと同じルールの中で競技が行われます。 ただし、車椅子バスケットボールと言う限りは、幾つか特有のルールがあります。 |
|||||||||||||
リフティング | 当然のことながら車椅子から立ち上がる。足を前に突き出すといった行為は反則となります。 | ||||||||||||
フリースローライン |
フリースロー時、車椅子の前輪(キャスター)がフリースローラインを超えていてもかまいませんが、後輪がラインを踏んでいる場合は反則となります。 ただし、ゲーム中にエンドラインやサイドラインを前輪が超えた場合は反則となり、 ボールを保持している者の前輪がフロントコートにあり、バックコートに移動した場合もバックパスの反則となります。 |
||||||||||||
トラベリングと ダブルドリブル |
ボールを保持しているプレイヤーは、連続して2回まで車椅子をこぐ事が出来ます。 3回以上車椅子をこぐと、【3プッシュ】というバイオレーション(反則)で、相手チームのボールになります。 一般のバスケットボールで3歩走ると【トラベリング】になるのと同じ様なものです。 しかし、ボールを保持し2回車椅子をこいだ後、1回でもドリブルをすれば、またボールを保持し車椅子を2回までこぐ事が出来きます。この連続で車椅子をこぎながらドリブルをすることができます。 一般のバスケットボールで言う【ダブルドリブル】という反則は、車椅子バスケットボールにありません。 |
||||||||||||
持ち点制 ※重要 |
【クラス分け】 車椅子バスケットボールの選手には各々障がいレベルの重い者から軽い者まで順に1.0から4.5 の持ち点が定められ、試合に出る5人の持ち点の合計が14.0を超 えないようにチームを組まなければなりません。そのことにより、障がいの重い選手も軽い選手も等しく試合に出場する必要があるのです。 そこで選手は自分のクラス以上の働きをしようと日々練習しています。
|